聞き取り調査
親族・親戚に対し、先祖について聞いて回るのが聞き取り調査で、最も身近な親から始めて、付き合いの深い親戚、付き合いの浅い親戚へと広げていきます。あまりにも疎遠である場合は、自分で聞くよりも、付き合いのある誰かに聞いてもらった方が早いかもしれません。
聞き取り調査で判明する範囲は狭く、親の世代は存命の人も多いのですぐわかりますが、親の親(祖父母、自分から2代前)、親の祖父母(曾祖父母、自分から3代前)と遡るにつれて、記憶に頼る部分が多くなるので曖昧になっていきます。
祖父母の祖父母(高祖父母、自分から4代前)まで来ると、祖父母が存命でしっかりしていなければ聞くことができませんし、親から見て曾祖父母にあたるので、親が生まれたときにはほとんど亡くなっています。そのため、親が覚えていることは少なく、この辺りが聞き取り調査の限界です。
家系図を作るという名目の元なら、親戚も協力的なことが多いですし、範囲を広げすぎなければ、身近な親戚だけでわかる範囲に留めても、それなりの家系図は作れます。直系は親、祖父母、曾祖父母までとし、祖父母から下の世代の傍系(親の兄弟から始まる系統)を確認していけば、いわゆる近い親戚についてはカバーできるでしょう。
また、近い親戚であれば、何かの機会に相手方の墓参りをすることもあるかもしれません。墓石には、亡くなった方の氏名や命日が刻まれているので、代々の墓石なら刻まれている先祖の数も多く、得られる情報も多いはずです。
気を付けたいのは、全ての人が自分の先祖を知りたいと勘違いしない事です。興味本位でしたことが、親戚との関係を悪化させないように、十分に配慮はしましょう。
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