家系図を自分で作る☆作成の手引き

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戸籍調査

最も確実で、なおかつ記録として信用できるのが、公文書でもある戸籍の存在です。家系図作りに戸籍調査は欠かせません。

戸籍は明治初期から作られており、災害など何らかの理由で消失していない限り、現在まで続いています。さらに良いのが、戸籍の記録というのは、戸籍の移動があった場合に、前の戸籍と現在の戸籍の両方に情報が残され、お互いが紐付けられている点です。

つまり、ある人に関する戸籍の記録は、出生から死亡もしくは現在まで、一本の紐で繋がる形で存在します。その過程で、(出生・認知の届出があれば)必ず親について記載があり、親自身も1つに繋がった戸籍を持っています。このような、日本ならではの精度の高い戸籍により、家系図を作ることが可能になるのです。

例えば、家系図を作ることを思い立ち、最初は自分の戸籍を取ったとしましょう。実際に戸籍を取ってみて、何が書いてあるのか見ることは非常に大切です。

もし婚姻しているなら、その戸籍には、親の戸籍から入籍した記録(本籍地と日付)があります。そこに記載された本籍地で、親の戸籍を取ります。婚姻していなければ、親の戸籍に入っている状態なので、戸籍を取ると親が筆頭者になっているはずです。

親の戸籍を取ると、親の親(祖父母)の記録があるはずです。同じように戸籍を辿り、繋がっている紐をどんどんと手繰り寄せると、やがて最古の戸籍に辿り付き、そこが戸籍調査の終了点です。

冒頭で説明したように、戸籍は明治初期から作られています。途中で失われていない限り、最古の戸籍には、追いかけてきたご先祖様の親が記載されている可能性は高いでしょう。そうすると、最古の戸籍から1つ前の世代のご先祖様までは判明します。

既に時代にすると江戸末期なので、そこまで辿りついただけでも十分な成果です。可能性の高い調査としてはここまでで、それ以上を知るなら道なき道を進むことになります。

 

 - 家系図作りの準備

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